指圧ではなく足で踏むのがいいのは何故?
タイトルだけを見ると、指圧はダメ×。
と感じとられるならばそれは違います。
指圧がダメという訳ではありません。
指圧にない良さが足圧にはあるという事です。
足でおさえる良さ。
■押さえる面積が広い
足圧の最大のメリットは押さえる面積が広いという事です。
押さえる面積が広いメリットは、「大きな筋肉を簡単にほぐす事が出来ます」。
このメリットは大きく、線の細い女性足圧師でも屈強な強め好みのお客様も、
難なくほぐす事が出来ます。
特に大きな筋肉とは『大腿部』『臀部』『腰部』などです。
これら『大腿部』『臀部』『腰部』には、深層部に筋肉が何層にもなってます。
いきなり深層部の筋肉をほぐそうとしても、表層筋をほぐさないと無理があります。
そこで足の裏の大きな筋肉を使ってのメリットが活かされます。
■体重の圧がかけられる
足圧のメリットでもある『体重の圧がかけられる』。
このメリットは大きく、手の指圧を体重計に押し当てると、
通常15キロ程の圧が限界かと思います。
例え難なく15キロの圧をかけられたとしても、長時間の施術は困難かと思います。
足圧は、難なく体重の圧をかけられるのでその心配はありません。
ここで勘違いされても困ります。
決して指圧がダメという訳ではありません。
通常の女性足圧師ならば、45キロ程の圧を長時間かけられます。
足は手の数倍もの圧がかけられるという事です。
■リンパ系、関節を弛める
足圧のもう1つのメリットとしてリンパ系、関節を弛める。
このメリットは大きく、リンパ系に関しては鼠蹊部、
腋窩部をなんの違和感もなく押さえられるという事です。
特に女性のお客様は、鼠蹊部、腋窩部のアプローチをかける事によって、
冷え、婦人科系の病気予防にもなります。
関節に関しては、仙腸関節、股関節、肩甲骨、肩関節をしっかりと弛める事が出来ます。
これら関節を弛める場合に、体重の圧と、大きな面積の圧がかけられます。
この押さえる面積が広い、体重の圧がかけられるの組み合わせによって、
大きな関節を難なく弛められるというメリットが、一番大きいかと思います。
■指圧のような繊細さ
押さえる面積の大きさ、体重の圧ばかりにスポットを置きましたが、
実は当アカデミーの足圧の最大の魅力は、手で押さえているみたいと、
お客様に思わせる足圧法です。
これは26年という長い年月によって生み出された技法になります。
この押さえ方が出来るまで、100時間は必要とされます。
ただ足で圧をかけるという事は決して難しくはありません。
いかにして手もみのような感覚に思わせるかが勝負になります。
谷川流足圧は重苦しい足圧は絶対的ご法度です。
そのためには、足の裏の様々な場所を屈ししながら押さえ分けます。
例えば、お客様の身体の部位を親指先、指先全体、母指球、側面、子指球などと
繊細に使い分け、膝と足首、指先を連動させながら手技の指圧感を出します。
この技法は簡単ではありません。簡単ではないが故に、
この技法を完璧にマスターされた生徒さんはカリスマ踏み師となっております。
まとめ
足で踏むのが何故良いのか?のメリットは
①押さえる面積が広い
②体重の圧がかけられる
③リンパ系、関節を弛める
④指圧のような繊細さ
と、なりますね。
しかし最も良いのは施術者としての寿命が延びる。
という事かもしれません。踏み師が疲れず、お客様には抜群にリピート率が高い。
正に理想の技法かと思います。